子供と一緒に毎週ドラえもんを見てると、映画主題歌がエンディングで流れてます。そういえば映画館でドラえもん見てないな・・ということで、20年ぶりくらいになりますが、映画館へ行きました。末娘はまだ無理だろうということで、連休中にひとりで映画館へ。
劇場に入ると子供連れが多かった。まぁターゲット層からすると当たり前なのですがw
以下ネタバレ含む感想です。
1.オープニングから
いやはや導入からクオリティがヤバいですね。月面探査機が月面を探査している映像から始まるのですが、探査機のスコープのパラメータとか拘りがすげぇなと違うところで驚いてました。不穏なBGMと相まって一気に引き込まれました。
のび太が「ドラえもーん!」と叫んでオープニングに入るのが劇場版のおなじみの流れなのですが、そのシーンで泣いてしまったw その後「夢を叶えてドラえもん」のオープニングへ入ります。当時は「ドラえもんの歌」だったけど凄く懐かしかったからかな。
2.不思議な転校生という定石
お月見の為のすすきを取っているところで今回のゲストキャラ、ルカにのび太が出合います。そしてルカが転校生としてのび太達のクラスにやってくる。。。出会いのシーンとか力の入れ具合が凄いなと思ってシーンに見入ってしまいました。
3.異説と定説
今回のキーとなる秘密道具「異説クラブメンバーズバッジ」。天動説などの異説として言われていたことが、このバッジを付けた人は現実として見えたり感じたりすることができるというもの。「当時は異説と言われていたことがその後、定説となることがあるんだよ」というドラえもんの解説などとても分かりやすい。
4.1光年とは光の速さで1年かかる
物語の終盤で40光年離れたカグヤ星へ向かうのですが、ここでもドラえもんの解説とスネ夫の「そんなに待ってたらおじいちゃんになっちゃうよ!」というのが非常に分かりやすい。ワープの絵的な表現もドラ映画っぽいな・・・と感動してました。
5.テーマソング
展開とかこうなるだろうなと予想がついてしまうのだけれど、面白かった。
ドラえもんがのび太たちを月から地球へ戻した後、どこでもドアが壊されてしまい月へ行く手段が無くなってしまう。その後、ルカが使用していた宇宙船をドラえもんが改造して月に向かうわけですが、「厳しい戦いになるだろうから覚悟があるものだけ来てほしい」とドラえもんが皆に言い、のび太・ジャイアン・しずか・スネ夫は各々準備して集合するのですが、スネ夫の逡巡が見ていてらしいというか心憎いというか。迷いをうまく表現されてますね。そしてテーマソングの「忘れないで~♪」って良いタイミングで流れる!
・・・劇場では穏やかにすっとサビが入ってきた感じ。しんみりさせられます。
6.どんでん返し
ドラえもんと言えば最後のどんでん返しなんですが、それをどうやるのかな?と思っていたら、なんと定説バッジなるものが登場。(ノビットが発明した道具だからドラえもんの道具ではないのですが)
異説バッジをつけないと見えないキャラクターモビット・ノビットやそのほかのウサギが、定説バッジをつける事で現実世界に干渉できるという。ここら辺はうまいなと思いましたが、子供が見ていてわかるのだろうか・・・。
7.そしてエンディング
エンドロールで異説クラブメンバーズバッジが出てくる原作がちょっと表示されるのが良い。原作漫画でも、異説とされる世界(地底帝国だったかな?)へ行けなくするために最後は道具を埋めちゃうのよね。そこも同じなのが心憎い。。
8.ドラえもん映画ならでは?
笑いどころで観客のお子さんが声を上げて笑っていたのでそれが凄く心地よく感じました。最初の学校の先生に定規が直撃するシーンと、エスパー帽子でのび太が瞬間移動しするシーンだったかな?自分も自然と笑ってしまった。映画館・・・というかドラえもんの映画ならではなのかなと思います。
9.まとめ
自分が子供の時と注力して観るところが違いますね。昔は単純に面白さに注力してたけど、今は画面の構成や線画、声優の演技などに注力して観てる気がする。ドラえもんは、はっきりとしたテーマがあり子供も大人も見て楽しめる凄い映画だと思います。
そういえば入場者プレゼント、ちゃんともらえました。(公開から2か月経ってるからもらえないものとばかり思ってました) 地味に嬉しいw
小説版も今作はあるそうなので、読んでみようかな。