法隆寺・薬師寺の修復を手がけた棟梁の話です。語り口調で全編書かれているため、スラスラ読めました。
『他の作業者50人が自分と同じ気持ち・考えを持たないと良い仕事はできない。木を組む前にひとを組む』など宮大工ならではの考えがたくさん出てきます。
この本を読むまで知らなかったのですが法隆寺って1300年も建っていたのですね。。今の科学技術一辺倒ではなく、昔から伝えられている技能の凄さを感じることができます。
日頃IT業界に身を置いている者としては、何か不思議な気持ちにさせてくれます。