スーパーヒーロー戦記を観にいってきました。
お祭り的な内容なんだろうなーと油断していたら、滅茶苦茶感情を揺さぶられた。
以下ネタバレ含む、感想です。
1. ジオウ・ゼロワン登場
ジオウ役の奥野さんの登場のタイミングが完璧過ぎた・・・。ピンチに先輩ライダーが颯爽と登場するのは王道。しかもグランドジオウへの変身を見て何故か涙が出てきたw スクリーンでジオウへの変身を観て凄くうれしかったのか・・・自分でも不思議でしたね。
ジオウドライバーの変身、やっぱり良いよね。ウォッチを両側に取り付けてくるっと回転させるのが良い。さすがは魔王・・・。
ゼロワンの高橋さんはキレッキレのギャグで「或人だ!」とうれしさが勝った感じ。こちらもゼロワンドライバーでの変身。バッタが上空からぴょんぴょん飛んできて・・。凄く懐かしさを感じた。
2. まさかのオーマジオウ
今回はセイバーとゼンカイジャーのそれぞれが西遊記と里見八犬伝の物語の中に飛ばされてしまうんだけど、ゼンカイジャー組は西遊記の世界へ。天竺へ行ってこいと伝えるのはでっかいオーマジオウ!! ソウゴではなく未来のオーマジオウ。
登場するとは思ってなかったのでマジか・・・と笑ってしまった。
3. 謎の少年は章太郎
謎の少年として鈴木福くんが登場するのですが、正体はなんと仮面ライダー・戦隊シリーズの原作者である石ノ森章太郎の少年時代。正義でもない悪でもないヒーローを描きたい・・・と苦悩しており、そこを付け込まれてしまうのですが・・・。
セイバー役・内藤さんと、謎の少年・福くんの会話が凄く良かった・・。悪でも正義でもない・すなわち人間の物語を描くっていうのと、辛い物語だけど最後まで決して投げ出さないという覚悟が伝わってきました。
セイバーの小説家設定をうまく活かしています。セイバーの主人公がちゃんと執筆しているシーン、初めて見た気がするw
4. クライマックスは圧巻
セイバーに出てくる各仮面ライダー10人!が変身後に各々名乗りを上げるのが良い。地上波だと時間の都合上無理ですが、映画だからこそできる演出ですね。
歴代全仮面ライダー・全戦隊(レッド)が並ぶのは圧巻の一言。ヒーローの歴史って凄いよな・・・と感じるのとこれの原点を考えた石ノ森章太郎さんってすげぇな・・・ってのとこれだけ良くスーツアクターの人集めたよな・・・という色々思うこともあり言葉が出ません。
後は1号ライダーとアカレンジャーの登場時のキュピーン!って効果音、これ当時のままだと思うんですが、あの聞けばわかる音って良いですよね。
敵はほんとにフルボッコにされてしまいます。ただ、全ライダー・全戦隊の力を合わせても敵には勝てない・・・。そこでセイバーが一冊の物語を描き切りそのライドブックで変身する。本の名は「スーパーヒーロー戦記」!恒例の映画フォームに変身するのですがそこまでの流れが秀逸。
最後の展開とかある程度想像できるんだけど、それでもやっぱり王道は良いなぁとつくづく感じられました。
5. 最後の藤岡弘、さんと福くんのやりとりがエモすぎる
全ては元通りになり集まった人はそれぞれの場所へ帰るのですが、変身を解いた仮面ライダー1号役・藤岡さんが最後に石ノ森氏・福くんにかたりかけるのですがこの呼びかけの演技がほんとに温かみがあるというか言葉にできない凄い色んな思いがにじみ出ていて凄かった。もうこっちまでボロ泣きですw
6. エンディング後に仮面ライダーリバイス
エンディングの余韻に浸っているところに仮面ライダーリバイス登場。最後に次回作のライダーが出てくるのも通例なようですが、20分はちょっと長いかもw かなり長く感じました。でも内容は面白そうだったなあ。
7. 最後に
今作は仮面ライダーメインなので、ゼンカイジャーをあまり知らない自分にとっては違和感なく見ることができました。ゼンカイジャーを期待しすぎると裏切られるかもしれませんね。ただ、ひさびさに色々感情を揺さぶられた良い映画でした。
仮面ライダーはやっぱり良いね・・・。