とうとう終わりました。第1話から最終話まで欠かさず観たのはウィザード以来(2012年)。一年間楽しみに過ごすことが出来ました。感想をつらつら記載していきます。
1.ストーリー
人工知能搭載人型ロボット、ヒューマギア。そのヒューマギアを開発している会社の初代社長が亡くなり、孫である主人公が会社を継ぐことに。社長で仮面ライダー!?という展開で始まったお話です。近未来のお話で、人工知能に悪意をラーニングさせ続けるとどうなるか等、ありがちなストーリーではありつつも仮面ライダーでトライするのは初めてのテーマなのかな。
大きくは、滅亡迅雷net対決編、ZAIAとのお仕事5番勝負、飛電製作所編、最後にアークが出てきての最終決戦とこんな流れでした。毎回いろんな仕事を人工知能でやるとどうなるか?と意欲的に取り組んでいるのが伝わり、楽しかったですね。
2.キャラクター
主人公の仮面ライダーゼロワン・飛電或人(ひでんあると)より、2号ライダー・仮面ライダーバルカン・不破諫(ふわいさむ)の方が感情移入しやすかった気がします。なんでだろう?と思っていたら、こちらのブログの考察がむちゃくちゃしっくりきたのでご紹介。
不破さんは丁寧に過去を掘り下げられているし、ランペイジバルカンへの展開が熱すぎるし、脳内にチップを埋め込まれて無意識化に操られていたとか、色々主人公より主人公っぽくて魅力的なキャラクターです。
不破役の岡田龍太郎さんが、振り返りのYoutube内で「キャラクターを最後に守れるのは役者だけだ」と監督から言われたことがあり、なるほどと思いました。
仮面ライダーって毎回同じ監督・脚本家がストーリー・脚本を作っているのではなく、各話で異なるんですよね。監督によっては今までのそのキャラクターの成り立ちとか世界観をうまく理解できていないケースがある。その時にその差異を説明できるのは演じている役者のみだよ、というお話でした。
www.youtube.com差異があるときは誰であろうと意見を述べて色々話していったとコメントされています。そこまで自分のキャラクターを守っていって凄いなと単純に思いました。
岡田龍太郎さんは今後も気になる役者さんですね。
3.音楽
T.M.Revolutionの西川貴教さんが歌う主題歌が素敵すぎでしたね。
www.youtube.comカラオケで「ゼロワンゼロワンゼロワン・・・」のバックコーラスをやりたいw
疾走感があって元気になる。歌詞も世界観を表していて良いですね。
4.まとめ
最終回はイズが形では復活するけど今までラーニングした情報は全てリセットされた状態となる・・・というシーンは泣けました。ハッピーエンドではないけど良い終わり方だったと思います。最終回のスタッフコメントやオールアップ時の写真・コメントを観てるだけで泣けてくる・・・・。
途中、コロナ渦でどうなるか?中断で撮影できない?とか色々心配してましたが、5週間の総集編を挟むことで、中断期間をリカバリーし、最後まで撮影・放映していただきました。
エンタメって、こんな状況だからこそ大事なんだなと思わせましたね。
ともあれ、1年間観てきて本当に楽しみに観ることができたし、良い仮面ライダーでした。本当にありがとうございました。
・・・12月18日に続編で劇場版があるそうなので、こちらも楽しみにしておきます!